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インタビュー

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小高 悠嗣
YUJI KODAKA
シニアアソシエイト
2018年入社
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自ら考え、導く。原点はジャグリング?

 世の中のためになることをしたい。ただ、明確にやりたいことはない。そんな小高がコンサルタントの道を進むことを決意した原点。それは、中高大と取り組んだジャグリングにあったという。
 「どうやって人を楽しませるのか、そのためにどのような練習をするのか。すべてを自分で考え、結果を出していく過程に喜びを感じていました。自ら何かを考え、解決策を導いていくコンサル職に惹かれたのは、当時の経験があったからだと思っています」
 「移転価格コンサル」は未知の世界だった。だが、彼は一気にその魅力に引き込まれることになる。グローバルにビジネスを展開することが当たり前になった現代において、その金額面でのインパクトや提供価値は計り知れないものがあったからだ。
 「世の中を支える影響力のあるフィールドと、税法というプロフェッショナルとしての基盤。ここならば、望んでいた仕事ができると確信できました。そして、何よりの決め手となったのは人です。出会う人の誰もが物腰柔らかく、発言の一つひとつにしっかりした知識を感じられる……。私もこんな風になりたい。そう強く思いましたね」

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1を聞けば、100を返してくれる。

 移転価格コンサルタントには、きわめて広範かつ高度な能力が求められる。世界各国で異なる税法の知識、経済の動向、ビジネスに欠かせない語学力、顧客のビジネスに関する知見……。右も左もわからない新人にとって、そこに適応していくことは多くの困難を伴う。ただ、そこをしっかりと支えてくれたのが、歴戦のプロフェッショナルたちだったと小高は話す。
 「最初はサポートからと考えていましたが、想像以上に仕事を任せてもらえることに驚きを感じていました。けれど、その方がやりがいもあるし、成長だって早くなる。そして、周囲の議論大好きな先輩たちの存在が大きな助けになりました。1を聞けば、100を返してくれる。未知の世界だからといって、不安に思う必要はありません」
 発見と刺激に満ちた日々の中で、徐々に自分にできることが増えていく。プロフェッショナルとしての成長を実感しながら、小高は顧客に確かな価値を提供していった。とくに手応えを感じたのが、日系の大手企業のプロジェクトだ。ビジネスを展開するそれぞれの国における移転価格対応を本社で集約的・統一的に実施しようとするクライアントに寄り添い、顧客の拠点マネジメント強化に貢献した。
 「法律の違いはもちろんですが、ビジネスにおける価値観や慣習も各国の色が出る。そこに対応していくことに大きな苦労がありました。なかなかメールを返してくれない国もあれば、質問の仕方次第で回答してくれない国もある。『移転価格』という括りはあれど、一つとして同じ仕事がない。そこが、この仕事の面白味なのかもしれませんね」

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「添い遂げる意志」を貫く。

 高度な知識を駆使して、自ら考え、解決策を導く。顧客に新たな価値を提供する。強くあこがれ、望んでいた世界で、小高は確かな信頼を築き上げている。ただ、入社時に思い描いていたコンサルタント像と、現在の理想は違ったものになっているようだ。
 「私たちの仕事は、税のプロフェッショナルとして、お客さまに添い遂げること。その実態はかなり泥臭い世界だと言えます。コンサルタントにスマートなイメージを持っている人にとっては、意外かもしれません。でも、そこがいいんです。添い遂げる意志があるからこそ、成果にこだわっていけるし、長期的な関係も築くことができる。現状に甘んじることなく、国際税務を含む企業の税務対応の広範な部分も考慮した上で、ベストな助言ができるアドバイザーになりたいと思っています」

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