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移転価格とは?

移転価格(Transfer Pricing
とは?

移転価格とは、企業グループ内の取引価格のことです。たとえば、日本の自動車メーカーがシンガポールで自社のクルマを販売するとします。その企業は子会社に対して自動車を輸出(販売)する必要があるのですが、その取引価格が移転価格になるわけです。この移転価格は親会社と子会社の取引になるため、一見、自由な価格で取引していいように思えます。ところが、そうではありません。この移転価格の設定次第で、各国で支払う税金が大きく変化し、企業経営に大きな影響を与えることになりかねないからです。

移転価格は、
企業経営に深く関わる。

移転価格の設定は、企業経営に大きなインパクトをもたらします。その理由は、移転価格税制にあります。この制度はグループ企業ではない第三者との取引価格(独立企業間価格)と移転価格が異なる場合、独立企業間価格で取引したと見なして課税がなされるというものです。たとえば、グループ外の企業に自社の製品を180で販売しているものを、海外の子会社へ120の移転価格で取引していたとします。すると、日本の税務当局は「60の利益を海外に移転した」とみなし、第三者への販売価格と同じ180の価格に対して課税するのです。海外で支払う税金がそのまま減少するわけではないため、「二重課税」が発生してしまうこととなり、企業に過度な負担を強いることになってしまいます。

高度な知見を駆使して、
次代を拓く。

そこで、活躍するのが移転価格のプロフェッショナルである、私たち「移転価格(TP)サービス」です。経済のグローバル化が進む現代において、多国籍企業による国際取引はより複雑化し、適正な移転価格の設定も容易ではなくなってきています。高度な知見を駆使して適正な移転価格を設定し、企業のビジネスを成功に、そして各国を発展へと導いていく、それが私たちのコンサルティングサービスなのです。